ラピュタの呪文の長いセリフは何語?元ネタや意味をご紹介

ラピュタ 呪文 セリフ エンタメ

ジブリアニメの中でも屈指の人気を誇る天空の城ラピュタ。

2024年現在も定期的にテレビで放送されるなど、その人気ぶりがうかがえます。

そんなラピュタですが、劇中で呪文が2つ登場しますよね。

そのうちの1つが「バルス」。

ラピュタといったらバルスといっても過言ではないぐらい、有名な呪文ですよね。

そしてバルスのインパクトが強すぎて、存在が薄くなりがちですが、もう一つセリフが長くて有名な呪文があります。

その呪文が「リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール」になります。

バルスとうって変わって、長いセリフの呪文なのは一目瞭然ですね。

あまりにもセリフが長いので、なかなか覚えれない方も多いようです。

これだけセリフが長いと、なにか語源があるのでは?そして呪文の意味や元ネタ、気になりますよね。

そこで今回は

  1. ラピュタの呪文の長いセリフは何語?
  2. 呪文の意味と元ネタ

について紹介していきます!

ぜひ目を通していただけたら幸いです!

 

ラピュタの呪文の長いセリフは何語?

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ラピュタの長い呪文であるリーテは、オリジナルの言語です。

つまり、造語であるラピュタ語だと考えられます。

元ネタとなった言語を調べてみましたが、それらしき情報は確認されませんでした。

ラピュタ語は当然現実には存在せず、架空の言語です。

そのため、リーテの呪文は、オリジナルのラピュタ語だと考えられます。

しかしリーテを語源とした言語は不明ですが、ラピュタ語の有力な語源が3つ存在するので、そちらを紹介していきますね。

 

トルコ語

ラピュタに登場する呪文の1つ、バルスに近い発音がトルコ語に存在します。

それは「バルシュ」。

意味は「平和」で、滅びをもって平和を成すと訳せます。

決してリーテがトルコ語だとは断言できません。

ただしラピュタ語自体、トルコ語が語源になっていると言われているので、リーテはトルコ語だと否定はできないですね。

 

ピジン語

ピジン語で飛行機を「バルス」と呼ばれます。

形状が酷似していたことから、飛行機から一転、バルスが使用されるようになりました。

劇中でも飛行船が多数出てきたり、宮崎監督も航空機が好きであるため、ピジン語の影響を受けた可能性があります。

バルスにはたくさんの意味や、影響を与える言葉なのが分かりますね。

 

ケルト語

3つ目の語源は、ケルト語です。

ラピュタ語について宮崎監督いわく、口からでまかせだそうです。

しかし、参考にした言語は確かに存在し、それがケルト語になります。

口からでまかせという事実は、衝撃ですね。

宮崎監督のこの作品に対する熱量が伝わってきます。

 

呪文の意味と元ネタ

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リーテ・ラトバリタ・ウルス ・アリアロス・バル・ネトリーの意味は「我を助けよ。光よ甦れ。」です。

この呪文を唱えると、飛行石の秘められた力が発揮されます。

劇中では実際にシータが唱え、首から下げていた飛行石が反応し、光り輝きます。

そしてそれに連携するかのように、ロボット兵が動き出しました。

呪文を唱えた主であるシータを救出しようと試みますが、無残にも壊される結果に。

それでもしっかり効果が発動しています。

ほかにもロボット兵が動き出すだけでなく、物を捜索したり病気を治療する効果を併せ持ちます。

リーテはセリフが長い呪文ですが、じつは呪文の単語を解読すると秘められた秘密が明らかになります。

これからリーテの呪文と元ネタについて、詳しく解説していきますね。

またバルスとリーテの2つの呪文のほかに、劇中未登場の幻の呪文が2つあります!

そちらも紹介していきますね!

 

単語の解読

リーテの呪文に含まれる「ウルス」は、公式が解説するラピュタ語「ウル」と酷似しており、ウルの意味は「王」。

そして「バル」はバルスとよく似ていますよね。

バルスは「閉じよ」の意味です。

ここで注目していただきたいのが、「アリアロス・バル・ネトリール」です。

こちらは「光よよみがえれ」の意味になります。

お気付きになられましたか?

そうです、バルとバルスは対の意味を持っているのです。

バルがよみがえるなら、バルスは閉じる、対になっているのが分かります。

おそらく「ス」が反対語の意味を成す言葉だと考えられます。

この定義を「ウルス」にも置き換えると、王ではないの意味に。

つまりリーテ・ラトバリタ・ウルスは「(王ではない者から)我を助けよ」と訳せるのです。

オリジナルとして扱われるラピュタ語ですが、奥深くまで作り込まれているのが分かりますね!

単語を解読していくと、意外なことが知れるので面白いです!

 

マッドメンが元ネタ?

リーテの元ネタはこれといった情報が確認できなかったため、オリジナルだと考えられます。

ですが漫画作品のマッドメンが、ラピュタ語の元ネタの有力候補に。

マッドメンとは、1975~1982年まで連載された漫画作品です。

パプアニューギニアを舞台とした物語になります。

このパプアニューギニアの言語は、先ほど紹介したピジン語です。

さらに宮崎監督は、マッドメンの大ファンであるため、この漫画作品に大きな影響を受けたのではと考えられます。

このマッドメンは、他のジブリ作品である風の谷のナウシカやもののけ姫にも波紋を広げます。

この2つの作品も素敵な作品なので、素晴らしい作品を作れたのはマッドメンのおかげといっても過言ではありません。

ぜひ手に取って読んでみてくださいね。

 

幻の呪文について

劇中で登場したバルスとリーテの呪文以外にも、じつは2つの幻の呪文が存在します。

それが

  • レヂアチオ・ルント・リンア
  • シス・テアル・ロト・リーフェリン

です!

各呪文を詳しく解説すると、レヂアチオ・ルント・リンアの意味は「ものみな静まれ」。

低気圧の渦に突入する際、シータがこの呪文を唱え、乱気流が鎮まるという設定だったそうです。

シス・テアル・ロト・リーフェリンの意味は「失せしもの汝姿を現せ」。

設定上では、シータが唱えると雲で覆われていた空が青空で広がり、ラピュタまでの道しるべとなる道ができあがります。

どちらの呪文も語源や元ネタに関する情報は確認されませんでした。

どのようにしてこの呪文が用意されたのか、気になります。

劇中でも実際に呪文を唱えるところと、効果を見たかったですね!

 

まとめ

ラピュタ 呪文 セリフ

今回はラピュタの呪文の長いセリフは何語かと、元ネタや意味について紹介しました。

  • ラピュタの呪文の長いセリフは何語?
    →リーテ・ラトバリタ・ウルス ・アリアロス・バル・ネトリールは、造語であるラピュタ語。
  • リーテの元ネタや意味は?
    →ラピュタ語で「我を助けよ。光よ甦れ。」の意味。リーテの元ネタは不明だが、ラピュタ語の元ネタはマッドメンが有力候補。

バルスにはいくつかの語源や元ネタがあるのに対し、リーテには語源や元ネタが存在せず、完全にオリジナルで生まれたのがわかりました。

しかし、長いセリフの中に奥深く大きな意味があったのを知れて、私もよかったです!

知られざる幻の呪文や裏設定は、調べるまで知る由もありませんでした!

今までバルスだけにしか目が行きがちでしたが、リーテにはこんな秘密があったんだと今になって思い知らされたので、あらためてラピュタのすごさを痛感しました!

2024年現在でもテレビで放送されているのと同じように、今でもファンを楽しませてくれるラピュタは、さすがとしかいいようがありません!

今後も本作品が一生愛される作品であり続けれるよう、皆さんで一緒に応援していきましょう!

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